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テレビ画面に映し出される仙台市内の大津波の様子(2011年3月11日)

2011年3月18日(金曜日) 東北関東大震災によせて

先週の金曜日に大地震と大津波、さらに福島第一原子力発電所の事故が発生した。被災地では急激に気温が下がり、雪や吹雪に見舞われている。避難生活者たちは、まさに身を寄せ合いながら寒さをしのいでいる状況だ。

マグニチュード9の地震が起きた時、私は東京都内にいた。午後2時46分、都内でも建物は大きく揺れたものの免震技術のおかげで倒壊したビルはまったくなく、死者や負傷者の数もきわめて少人数にとどまっている。

停電や物資不足に備え、東京の住民たちは食料やガソリンや日用品の買いだめに忙しい。店の棚はカラにちかい。

余震が続くことに加え、福島第一原発事故により放射線が関東一帯に広がっているのではないかという恐れから、オランダも含めた数カ国は日本にいる国民に即刻帰国するか、すくなくとも関東を離れるよう勧告している。航空会社でも、状況を見守りながら、万一放射能レベルが危険値に達するようなら発着便のキャンセルをする構えだ。関東地方在住の日本人も、政府の危機管理体制に不安を感じはじめており、安全な場所へ移動をする人もでてきた。

原発の状況や、この原発事故が東京も含めた日本全域に与える危険性についての政府報道の信憑性を疑う声もあり、とくに海外のメディアでそうした疑念が強い。こうした疑念が妥当か否かを述べることは無理だ。現時点では、個人がモニターをしている数値も含め、放射能は危険レベルをはるかに下回っている。確実に起こりつつある危険によってというより、あくまでもそうした危険を想定し、人々は関東を後にしているようだ。東京の様子も表向きにはきわめて正常だが、原発問題の解決が長引けば長引くほど電気不足の悪化は確実なものとなる。

ハンス・ブリンクマンと溝口広美は福岡から、今後の状況を見守り続けていく。



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